2016年9月19日

輸送時のペットケージ




なんとなくニュースをチェックしてたら、とても驚くニュースを見てビックリ!
輸送時にペットがケージから出てしまい、羽田空港の滑走路を走って逃げてしまったとのこと。幸いこのワンちゃんに怪我はなかったですが、二度と起きてはならない出来事だと思います。

飛行機でペットを輸送するケージは、IATA(国際航空運送協会)の規定に適合したペットケージが推奨されています。
日本へ帰国予定がある方で、未だペットケージをご購入されていない飼い主様は下記を参考にして下さい。ペットがケージに慣れるためにも、早めの購入がおすすめです。


🔵硬いプラスチックや金属など強度のある素材でつくられ、頑丈な屋根がついた、航空輸送に耐えうるケージ。

🔵車輪付きの場合は、取り外しが可能なもの、もしくは車輪が固定できるもの。 

🔵側面に換気用の窓が備わっているなど、通気性のあるもの。 

🔵ペットがケージの中で立つ、座る、寝そべる、回転できるもの。


<ペットケージの大きさの目安>
小型用(S)40×奥行55×高さ40(cm)
チワワ、マルチーズ、ポメラニアンなどの 小型犬、猫、うさざ、ハムスターなど

中型用(M)46×奥行66×高さ50(cm)
ビーグル、コーギー、コッカー・スパニエル などの中型犬

大型用(L) 55×奥行80×高さ60(cm)  
ボクサー、エアデールテリア、ウィペット などの大型犬

超大型用(LL)65×奥行95×高さ70(cm)
シェパード、レトリバー、ドーベルマン などの大型犬



 

2016年9月13日

週刊東洋経済「みんなペットに悩んでる」




週刊東洋経済「みんなペットに悩んでる」(2016年9月10日号)

すでにご覧になりましたか?


日本のペット情報が盛りだくさんです。
例えば、動物病院(ここの病院の獣医は、⭕️⭕️が得意とか…)、
ペット保険、ペット信託、ペットと一緒に入居できる老人ホーム、その他諸々です。


私が一番気になったのは、ペット信託。
ペット信託とは2013年に商標登録された新しいシステムで、
手続きについては、信託法に基づいて専門家が行って下さるそうです。

自分の死後に大切なペットが行き場を無くすことがないように、
事前にペットの飼育を任せられる人を決めておき、
その方へ飼い主の資産からペットの飼育費用などの対価を支払うシステムだそうです。


私は夫と四つ脚の毛深い息子と暮らしています。
飛行機に乗ってシンガポールを離れる時、
毎度、シンガポールに残る四つ脚の息子のことが一番心配です。

事故に遭って、私たちが帰って来れなくなったらどうしよう…と。
誰が息子を面倒みて下さるのだろうか…と。

万が一のことを考え、出掛ける前にいつも親友へメールします。
「万が一のことがあったら、息子を頼みます。」
(そして「心配いらん。大丈夫よ!」と、スマイル付きの返信が直ぐに来ますが…。笑)


今回ペット信託と言うシステムを知り、早速、情報を集めようと思いました。

2016年9月5日

熱中症


常夏のシンガポール。
熱中症は私たち人間だけでなく、犬や猫にも発症するため、シンガポールではいつでも注意が必要です。

先日、ドックランでボール遊びしていた大型犬が突然バタン…と転倒。
偶然その場にいた私は驚いたものの、これは危険!と直ちに察し、ワンちゃんの救急処置を手伝いました。

ワンちゃんのママさん曰く、久しぶりにドックランへ来たので、1時間以上も休憩なくボール遊びをしてしまったとの事でした。
ボールが大好きなワンちゃんでも、1時間以上は長すぎたかも知れません…。
ワンちゃんは大好きな遊びをコントロールできないこともあるので、私たちがうまくコントロールしてあげましょう。

重症の場合は命され危うくなる、とても怖い熱中症。
今日は熱中症について、少し書いてみようと思います。


熱中症とは?

炎天下、車中、閉め切った部屋などの高温な状況に長い時間いることで、急激に体温が上昇し、同時にその体温を下げることができない場合に引き起こされる急性疾患です。


熱中症の症状

軽症の場合は、疲労感、激しいパンティング、食欲不振など。
重症の場合は、結膜が充血、呼吸困難、意識低下などがあり、重篤な状態に陥ります。そして、更に体温が上昇し続けると昏睡状態になり、死に至ることされあります。

炎天下のアスファルトを素手で触ったことはありますか?
体高が低い犬や猫は、地面からの放射熱を受けてしまいます。
厚い丈夫な肉球でも、長い時間アスファルトの放射熱を受けたら傷んでしまうこと間違いありません。シンガポールでの犬の散歩は、早朝や気温が下がった時間帯に行く必要があります。特にフレンチブルドックやペキニーズなどの短頭種は、他の犬種に比べて熱中症にかかりやすいと言われています。


熱中症の応急処置
①涼しい場所へ移動して下さい。

②水を飲ませて下さい。ぐったりして自分から水が飲めない子は、スポイトなどを使って、ゆっくり給水して下さい。

③身体を冷やして下さい。

首回り、脇の下、脚の付け根など、太い血管が通っている場所を冷たいタオルで包み、体温を下げましょう。
非常に体温が高い重症の場合は、心臓から遠いところから徐々に水をかけて、急速に体温を下げて、できるだけ早く動物病院へ連れて行って下さい。


症状が落ち着いても症状が急変することもあるので、できるだけ早いうちに動物病院へ行き、獣医の診断をきちんと受けることをおすすめします。

遊んでいる間もきちんと水分補給してね!